派遣社員でも確定申告が必要なケースがあります。以下に詳細を説明します。
派遣社員で確定申告が必要な場合
1.派遣会社の年末調整が行われない場合:
通常、派遣会社が派遣社員の年末調整を行ってくれますが、在籍していない場合や一部の派遣会社では年末調整が行われないことがあります。この場合は、自分で確定申告を行う必要があります。
2.副業の所得が年額で20万円を超える場合:
もし副業による所得が1年間で20万円を超える場合、確定申告が必要となります。副業の所得も納税対象となるため、所得税の申告が必要です。
3.給与ではなく「報酬」として支払われている場合:
派遣社員の中には、給与ではなく報酬として支払われている場合があります。報酬は源泉徴収されないため、自分で確定申告を行い、納税する必要があります。
4.医療費控除や寄付金控除を受けたい場合:
医療費控除や寄付金控除は、確定申告をすることで受けることができる税制優遇措置です。自分や家族の医療費が一定額を超えた場合や特定寄付金を支出した場合に、控除を受けることができます。
確定申告の方法
確定申告をする際に必要な書類は以下の通りです。
・確定申告書
・マイナンバーカードや通知カードなど、マイナンバーがわかる書類(確定申告書に記入が必要)
・1年間の源泉徴収票
・銀行の預金通帳やキャッシュカードなど、口座番号がわかる書類
・銀行届け出書
・控除を受ける場合は、証明書や領収書などの書類
確定申告の期間は、毎年2月16日から3月15日ごろまでです。初めての確定申告でわからない場合は、必要な書類を持参して早めに税務署に相談に行くと良いでしょう。税務署の窓口で丁寧に案内してもらいながら、確定申告書を作成することができます。