職場いじめをする人の特徴とは?その対処法と相談窓口まとめ

職場いじめをする人の特徴とは?その対処法と相談窓口まとめ

職場いじめは現代社会において未だに解消されていない深刻な問題の一つです。本記事では、職場いじめの一般的な事例や、いじめを行う人の特徴、そして被害者が取るべき対処法や相談できる窓口について詳しく解説します。

職場いじめをする人の特徴とは?その対処法と相談窓口まとめ

1.職場いじめは社会的な問題

労働省のデータによれば、総合労働相談コーナーへの相談件数の中で「いじめ・嫌がらせ」が最も多いとされています。ハラスメントに関する認知度の向上により相談が増加していると考えられ、職場いじめが社会的な問題であることが浮き彫りになっています。

職場いじめをする人の特徴とは?その対処法と相談窓口まとめ

出典:厚生労働省「令和4年度個別労働紛争解決制度の施行状況

2.職場いじめの一般的な事例

2-1.直接的な嫌がらせや言葉の暴力

・殴られたり、蹴られたり、上司や先輩から直接的な暴力をふるわれる
・会議中に『バカ』『クズ』『死ね』と言われる
・職場で『無能』『デブ』『女のくせに』と罵られる

2-2.無視や孤立などの嫌がらせ

・挨拶しても相手にされず、無視される
・仕事をする場所を特定され、他のメンバーとは離れられる
・職場のイベントに自分だけ声をかけられない

2-3.無理難題の要求

・不可能なノルマや過剰な残業が強制される
・引継ぎもなく知らない業務を押しつけられる

2-4.業務を与えられない・外される

・与えられる仕事量が極端に少ない
・通常業務とは無関係な仕事を押し付けられる
・妊娠を告げると特定のプロジェクトから外される

2-5.責任の転嫁や手柄を奪われる

・上司のミスにもかかわらず、無関係な問題に責任を取らされる
・自らの成果が他のメンバーの手柄として認識される

2-6.プライベートへの不当な干渉

・健康問題があっても、休暇を取れない状況が続く
・家族や恋人に関する個人的な情報をしつこく聞かれる
・携帯電話が無断で覗かれるなど、プライベートな領域への侵害がある

3.職場いじめをする人の特徴

様々な時代や文化において、「いじめ」は避けられない現象と言えます。特に、弱い者いじめを行う人には、男女を問わず共通する特徴が見られます。以下に、その特徴を詳しく見ていきましょう。

3-1.気が小さい

弱い者いじめをする人の特徴として気の小ささがあります。気が小さく臆病であり、自分に自信がありません。他人をいじめることで、自分を強く見せようとする一方で、強い思い込みが激しく、生意気だと感じるといじめの対象になることがあります。

3-2.嫉妬心が強い

嫉妬心が強い人も、いじめをする人の特徴であり、特に女性に多いとされています。他人の成功や幸福に対して強い嫉妬心を抱き、その感情をいじめとして発散させることがあります。容姿や成績などで嫉妬し、それがいじめの対象になることがあります。

3-3.過去にいじめられた経験がある

いじめを行う人の中には、過去に自らがいじめを受けた経験がある人もいます。自分が辛い思いをした過去からくるトラウマを他人に向けてしまい、同じような行動をとることがあります。

3-4.ストレスが溜まっている

いじめをする人の中には、ストレスが積み重なっている人もいます。ストレスを解消することができないため、そのために不満やイライラをいじめとして発散させることがあります。日常的なルーティンとしていじめを行うことで、ストレスの一部を解消しようとします。

3-5.愛情に飢えている

愛情不足な環境で育ったり、現在も愛情を受けていない場合、いじめをする傾向があります。寂しい心を埋める手段としていじめを選択し、他人に対していじめをすることで心のバランスをとります。

4.職場いじめにあった際の対処法

職場いじめに遭った場合、冷静に対処することが重要です。以下はその対処法の一部です。

4-1.断固とした態度で対抗する

職場いじめに直面したら、毅然とした態度で立ち向かうことが必要です。抵抗してこなさそうな相手を選んでおこなわれている場合もあるため、堂々とした態度を見せることでいじめを阻止できる可能性があります。ただし、相手によっては対抗することでエスカレートすることもあるので、注意が必要です。

4-2.社内の相談窓口を利用する

2020年6月1日に施行されたパワハラ防止法で、大企業は2020年6月より、中小企業については2022年4月より、社内にハラスメントの相談窓口を設置することが義務づけられるようになりました。上層部がいじめの実態を把握していない可能性もあるため、具体的な事例や証拠を提示することが重要です。

4-3.外部の相談窓口を利用する

職場内での対応が難しい場合、外部の相談窓口を利用することも検討しましょう。外部の相談窓口では、専門知識を有した相談員が対応してくれるため、より具体的な情報や対抗策を知ることができます。

4-3-1.総合労働相談コーナー

総合労働相談コーナーは、各都道府県379か所に設置されている相談窓口で、労働に関する問題に対して無料で相談できます。予約も不要なので、気軽に利用できます。相談内容に応じて、適切なアドバイスや対策を提案してくれます。

総合労働相談コーナー/受付時間 8:00~17:00(土日祝休み)

4-3-2.みんなの人権110番

差別や虐待、ハラスメントに対する相談を受け付ける「みんなの人権110番」は、最寄りの法務局・地方法務局につながる電話番号です。専門家が適切なアドバイスを提供してくれます。

みんなの人権110番/ 受付時間 8:30~17:15(平日のみ)

4-3-3.法テラス(日本司法支援センター)

法テラスは、労働問題や法的なトラブルに対する無料相談を行っています。地方事務所やコールセンターを通じて、職場いじめに関する相談を行うことができます。

法テラス/受付時間 平日9:00~21:00、土曜9:00~17:00

4-4.転職する

最終的には、転職も一つの手段です。いじめが原因で職場環境が改善されない場合や、自身の健康やメンタルヘルスが損なわれてしまった場合は、新しい職場で新たなスタートを切ることも検討しましょう。新しい環境で充実した働き生活を築くことができるでしょう。

4-5. 専門家に相談する

職場内でのいじめやハラスメントなどの問題は、探偵などの専門家に相談し、解決を図ることも可能です。専門的な知識やスキルを有しているため、より効果的に問題解決に導いてもらえるでしょう。

国内および海外における調査を提供するJapan PIでは、約30年の経験をもつ調査員による「職場内調査」を提供しています。
社内モニター調査や社外での行動調査などで決定的な証拠を抑え、問題を解決へと導きます。職場内におけるいじめやハラスメント問題でお困りの際は、ぜひ調査のプロに相談してみましょう。

5.まとめ

職場いじめは、つらく、悲しく、苦しいものです。しかし、あなたはひとりではありません。味方になってくれる人は必ずいます。新しいスタートを切るために、「派遣」の仕事を検討してみてはいかがでしょうか。TOMIYO JOB!では、心強いスタッフとサービスがあなたの新しいお仕事ライフを応援します。

登録者一人ひとりには専任担当者がつき、さらに「キャリアカウンセリング」窓口も設置しています。希望する仕事に就くために必要なスキルやキャリアの相談も、専門のキャリアコンサルタントがサポートします。働く環境を変えてみたい方は、ぜひお問い合わせください。

 

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