派遣で落ちることはある?不採用フラグを立てないためにできる対策

派遣で落ちることはある?不採用フラグを立てないためにできる対策

正社員と比べると派遣社員は採用されやすいというイメージがありますが、実際には不採用となることも少なくありません。この記事では、派遣で不採用になる理由と、採用を勝ち取るために押さえておきたいポイントについて解説します。

派遣で落ちることはある?不採用フラグを立てないためにできる対策

派遣で落ちることはあるのか?

派遣先企業が派遣社員の面接をすることは、労働者派遣法で禁止されているので行われませんが、仕事内容や条件のすり合わせ、総合的なスキルや経験、人柄やコミュニケーション能力の確認である派遣元企業(派遣会社)との「面談」でマッチング(応募)が難しいと判断され、落ちてしまうことは実際にあります。また人気の求人で、枠数が少なく多数の候補者から最適な人材を選ぶ場合、不採用となることがあります。

不採用になりやすい理由

派遣で落ちることはある?不採用フラグを立てないためにできる対策

派遣で不採用になりやすい理由はいくつかあります。代表的なものとして、以下のものが挙げられます。

・条件が合わない:求める条件が多すぎて、条件を満たす仕事がない。
例)週2しか勤務できない、自宅から車で5分以内の場所がいい、水曜日は必ず休みたい、残業は全くできず、私服でネイル自由で勤務できる場所がいい、など…希望する条件が多すぎる。

・スキル不足:派遣先企業が求めているスキルを持っていない場合。
例)フォークリフトの免許必須なのに持っていない、調理師免許必須なのに持っていないなど…業務で必要な必須資格を所持してない。

・職歴の不一致:過去の経験が派遣先企業のニーズと合わない場合。
例)事務経験が無いとやっていけない職場なのにPCの基本操作もできない、機械オペレーター経験が無いと難しい職場なのに全く経験が無いなど…求められる職歴と一致していない。

・コミュニケーション不足:スムーズにコミュニケーションを取る事が出来ない。
例)答えた返事が返ってこない、乱暴な言葉遣いしかできないなど…紹介できる仕事がないと判断されてしまう。

これは不採用フラグ?

派遣で落ちることはある?不採用フラグを立てないためにできる対策

派遣元企業との面談を終えた後は、派遣先企業との「顔合わせ」が行われます。先ほど説明したように派遣先企業が派遣社員の面接をすることは、労働者派遣法で禁止されており、顔合わせは選考ではないのですが、あまりにもこの時の印象が悪い場合は実際採用・不採用にも関係すると言われています。

働く企業とのファーストインプレッションともいえる「顔合わせ」での印象が良いことに越したことはありません。

面談や顔合わせの時間が極端に短い

顔合わせに取れる時間などは企業側の事情にもよりますが、コミュニケーションがうまく取れず予定よりもかなり短く終わった場合、不採用になる可能性があります。どの会社でも周りとのやり取りは発生するのでコミュニケーションが不十分と判断され面談などの時間が極端に短い場合不採用の可能性があります。

勤務開始日などの質問が全くなかった

勤務開始日などの質問がほとんどされない場合も、不採用のサインの可能性があります。派遣先がその人に興味を持っていれば、勤務開始日など具体的な言及があるケースが多いです。仕事に使える経験やスキルなどを所持しており、合格の可能性がある人(いろいろな仕事が紹介できそうな人には)詳細な質問が増える傾向にあります。

曖昧な返事や言葉が多い

こちら側が質問したり、条件を伝えたりしても「検討します」「またご連絡します」といった曖昧な返事が多い場合、不採用の可能性が高まります。勤務開始日の質問がないのと同様、明確な次のステップについて話がない場合も期待はできません。

仕事の詳細を教えてもらえない

求人内容や条件についての確認がなかったり、詳しい説明がない場合も、不採用の兆候です。採用を考えている場合は、条件の確認や具体的な業務内容の説明が行われることが多いです。

緊張感のない対応をされる

担当者がリラックスしすぎている、雑談が多い、または面談に集中していないように見える場合、同時期に応募してきた人の中で既に他に有力な候補者がいる可能性もあります。

★連絡に時間がかかっている

これは企業側の事情にもよるので一概に不採用フラグとは言えませんが、あまりにも返答が遅い場合「迷っている」または「ほかの候補者がいる」可能性が高いでしょう。次のステップまで3日営業日以上、日数が空いてしまうと不採用のサインの可能性があります。

これらは必ず不採用になるサインな訳ではありませんが、上記のような対応が見られた場合、不採用の可能性が高いと考えられます。

不採用フラグを立てないための対策

派遣で落ちることはある?不採用フラグを立てないためにできる対策

派遣で不採用になる可能性を減らすためには、いくつかの対策を講じることが重要です。

しっかりと事前準備をする
自分のスキルや経験がどのように仕事に役立つかを整理し、所持しているスキルや経験を正しく伝えられるよう準備しておきましょう。求人をしっかりと見て、業務内容や募集内容を把握し自分の希望している条件とミスマッチが無いか確認しておきましょう。

2.第一印象を大切にする
清潔感のある服装や、明るい表情、元気な挨拶は形態に関係なく企業に会いに行く際の基本です。第一印象が良いとその後のステップにもスムーズに進みやすくなります。TPOに合わないだらしない服装や暗い表情はNGです。希望する業種に合った適切な服装で臨み、時間厳守で到着するようにしましょう。

3.適度な緊張感を持つ
緊張しすぎると上手く話せなくなったり、ミスをすることが増えます。しかし適度な緊張感は集中力を高めるのでリラックスしすぎず適度な緊張感を持つことで自然なコミュニケーションが出来るようになります。

4.質問にはしっかりと回答する
実際の業務ではそんなコミュニケーションを取る場面はなくとも、面談や顔合わせ時にはしっかりとコミュニケーションが取れたほうが印象は良いです。明確で簡潔な言葉を使い、相手の質問にしっかりと答えることを心がけましょう。また、質問に対して曖昧な返事をするのではなく自分の意見を持って答えることも重要です。

5.連絡はすぐに返す
派遣会社の担当者と密にコミュニケーションを取り、紹介される案件が自身に合っているか、提示された条件は希望に合うのかすぐに確認しましょう。人気の求人の場合、連絡をしていない間に枠が埋まってしまう場合もあります。

6.スキルアップを目指す
自分が目指す職種や業種に活かせるスキルを事前に把握し、必要に応じて資格取得や研修を受けることで、自身の価値を高めましょう。

分からないことは曖昧にせず、派遣担当者に聞くことが大切です。
質問をすることは悪いことではありません。必要なスキルや顔合わせ時の服装など不明な部分は質問しましょう。

派遣で落ちることはある?不採用フラグを立てないためにできる対策

派遣社員として働くことは、さまざまな企業で経験を積み、自分のスキルを磨く絶好のチャンスです。しかし、面談の対応などにより不採用となることもありますので、事前の準備と対策が重要です。この記事を参考に、しっかりと準備を整え、派遣での就業を成功させてください。

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