履歴書を書く上で、資格の欄に何を書けば良いか迷っていませんか?今回は、履歴書に書く資格が採用にどう影響するのか、どんな資格を書けば良いのか、そして資格がない場合はどうすれば良いのか、さらに取得予定の資格の書き方まで詳しく解説します。
なぜ資格を履歴書に書くべきなのか?
履歴書に資格を書くべき理由は、大きく分けて2つあります。
スキルや能力の証明:資格は、あなたが特定のスキルや知識を習得していることを客観的に証明するものです。例えば、プログラミング言語の資格を持っていれば、プログラミングスキルがあることをアピールできます。
ポテンシャルの高さを示す: 資格を取得するためには、一定の努力と学習能力が必要になります。そのため、資格を持っていることは、あなたの学習意欲や向上心を示すことにもつながります。
資格は採用にどう影響するのか?
企業は、履歴書を見る際に、あなたのスキルや経験だけでなく、ポテンシャルも重視します。資格を持っていることは、あなたのポテンシャルの高さを示す一つの要素となり、採用に有利に働く可能性があります。
特に、応募する職種に関連する資格を持っている場合は、その資格があなたのスキルを裏付ける証拠となり、採用担当者の目に留まりやすくなります。
履歴書に書くべき資格とは?
履歴書に書くべき資格は、以下の3つに大きく分けられます。
応募職種に関連する資格
プログラマーならプログラミング言語の資格、営業なら販売士の資格など、応募する職種で求められるスキルを証明できる資格がおすすめです。
あなたの強みをアピールできる資格
語学力、プレゼンテーション能力、マーケティングに関する資格など、あなたの強みを多角的に見せることができる資格も有効です。
国家資格
社会的な信頼性が高く、あなたの能力を客観的に示すことができる資格です。社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引士などが挙げられます。
【書けない資格】はありませんが、優先度の低い、記入は避けても良い資格はあります。
履歴書は限られたスペースで、あなたの強みを最大限にアピールする場所です。そのため、応募する職種に直接関連のある資格を優先的に記載することが重要です。
・古い資格
・取得が容易な資格
・趣味の資格
・初級・2級以下の資格(TOEICであれば600点以上がベース)
は避けた方が良いでしょう。
資格が無い場合はどうすればよい?
資格が必須の求人でなければ資格がないからといって、あきらめる必要はありません。資格の代わりに、職務経歴書や面接で以下のことをアピールすることも可能です。
スキル:語学力、パソコンスキル、コミュニケーション能力など、具体的なスキルをアピールしましょう。
経験:アルバイトやボランティア活動など、これまでの経験から得たスキルや知識をアピールしましょう。
自己PR:資格の代わりに、あなたの熱意ややる気をアピールしましょう。
履歴書の資格の書き方
①資格の正式名称 略称ではなく、正式名称で記載しましょう。また、取得・合格の使い分けも適切に行いましょう。
例:TOEICではなく「TOEIC Lietening&Reading Test」
➁取得年月 西暦か和暦で統一し、取得月も正確に記載しましょう。
例:2023年3月取得
③資格のレベル 複数の級がある場合は、最高級の級を記載しましょう。
④資格の順番 応募職種に関連する資格を優先的に記載し、取得年月順に並べると良いでしょう。
取得予定の資格の書き方
取得予定の資格がある場合は、以下のように記載しましょう。
資格名: 取得予定の資格の正式名称を記載します。
取得予定時期: 大まかな時期(例:2024年秋頃)や、受験予定の試験回などを記載します。
備考: 「取得に向けて勉強中」や「受験予定」などと追記すると、あなたの意欲が伝わりやすくなります。
資格が無い場合は履歴書には「特になし」と記載すると良いでしょう。
資格の書き方のポイント
①資格の正式名称を書く
略称ではなく、正式名称で記載しましょう。
➁取得年月
取得済みの資格は、西暦か和暦で統一し、取得月も正確に記載しましょう。
③取得機関
資格を発行した機関名を記載しましょう。
④資格のレベル
複数の級を取得している場合は、最高級の級を記載しましょう。
⑤資格の順番
応募職種に関連する資格を優先的に記載し、取得年月順に並べると良いでしょう。
履歴書に書くおすすめの資格
IT業界:プログラミング言語の資格、ネットワークスペシャリスト、情報処理技術者試験など
事務職:簿記検定、秘書検定、ビジネス文書検定など
営業職:販売士、TOEIC、コミュニケーション能力検定など
サービス業:食品衛生責任者、調理師免許、接客サービス検定など
履歴書に書く資格は、あなたの就職活動の成功を左右する重要な要素です。応募する職種や企業に合わせて、適切な資格を選び、正しい書き方で記載するようにしましょう。
資格がないからといって、あきらめる必要はありません。あなたの強みや経験をしっかりとアピールすることで、必ず良い結果が出るはずです。