派遣で働いた期間の履歴書の書き方は?複数社の場合やポジティブに見せるポイント

派遣で働いた期間の履歴書の書き方は?複数社の場合やポジティブに見せるポイント

派遣での経験は、就職活動において重要な要素の一つです。しかし、派遣で働いた期間を履歴書にどのように記載すればよいか、多くの人が悩む点です。派遣で働いた期間の履歴書の書き方や、複数の派遣会社で働いた場合の対処法について、本記事では詳しく解説していきます。派遣経験もしっかりとアピールし、自己PRの一環として活用しましょう。

派遣で働いた期間の履歴書の書き方とは?複数社はどう書く?

基本的な履歴書の構成・書き方

履歴書の仕様により異なる場合もありますが、大まかな構成は下記のようになっています。

派遣で働いた期間の履歴書の書き方とは?複数社はどう書く?

①個人情報
氏名(ふりがな)、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスなどを記載します。

②学歴
以下の項目を記載します。
・学校名(学部・学科)
・在学期間(入学年月〜卒業年月)
・学位や資格(取得があれば)

職務経歴
以下の項目を記載します。
・会社名・部署名
・在籍期間(入社年月〜退社年月)
・職務内容や担当業務
・その職務での実績や成果

④資格・免許
・取得した資格や免許を記載します。
・資格名や免許名、取得年月日を明記します。
資格や免許がなければ「特になし」で大丈夫です、取得(受験)予定の資格や免許がある場合は「取得予定」として記載しても問題ありません。

⑤その他
その他、特記事項や趣味・特技、自己PRに関連する情報を記載する欄です。
本人希望記入欄などがある場合は勤務地の希望などがあれば記入が出来ます。

⑥照明写真
サイズは基本的に横3cm×縦4cm、3か月以内に撮影されたものを使用します。
裏には名前を書いてしっかりとのり付けしましょう。

派遣で働いた期間の履歴書の書き方

では派遣で働いた期間は職務経歴欄にどのように記載すればいいのでしょうか?派遣での経歴のケース別に履歴書の書き方について詳しく見ていきましょう。

派遣会社1社・働いた会社1社の例

派遣で働いた期間の履歴書の書き方とは?複数社はどう書く?

派遣元の会社名を記載後、派遣先の会社名(実際に働いた会社名)と所属先の部署を記載します。派遣会社へは入社ではなく登録と記載し、「派遣社員」の文言も忘れないようにしてください。履歴書の記入欄に余裕があれば詳細な業務内容や実績・経験もアピールしましょう。

派遣会社1社・働いた会社は複数社の例

派遣で働いた期間の履歴書の書き方とは?複数社はどう書く?

派遣先が1社の場合と同じく、派遣元の会社名を記載後、派遣先の会社名(実際に働いた会社名)と所属先の部署を記載します。派遣先名(働いた会社)と部署を時系列順に記載し、各会社ごとに期間や業務内容を記述します。

派遣会社複数社・働いた会社複数社の例

派遣で働いた期間の履歴書の書き方とは?複数社はどう書く?

派遣元の会社名を記載後、派遣先の会社名(実際に働いた会社名)と所属先の部署を記載という順番は変わりません。派遣先名(働いた会社)と部署を時系列順に記載し、各会社ごとに期間や業務内容を記述します。派遣会社ごとに登録期間と職種を記載し、業務内容や経験を記載します。

派遣から雇用形態が変わった場合

派遣で働いた期間の履歴書の書き方とは?複数社はどう書く?

派遣社員としての契約が満了になったことにより、派遣先からの要望で直接雇用(正社員)になるなど、同じ会社で就業していても雇用形態が変更される場合、行を変更し「入社」とはっきりと記入しましょう。「正社員」という文言は入れても入れなくても大丈夫ですが、正社員になりポジションや仕事内容に変更があった場合は詳細まで記載するようにしましょう。

派遣の履歴書作成のポイント

派遣元・派遣先どちらも記載する

履歴書は見やすく・分かりやすく書くのが基本です。派遣社員として就業していたことがすぐにわかるように、派遣元、派遣先を改行しながら分かりやすく記載しましょう。

細かい言い回しに注意する

実際に働く派遣先企業とは直接雇用契約を結んでいないため「入社」「退社」ではなく「就業」「契約期間満了」と記載する必要があります。他にも派遣元記載の際は「登録」を使用することなど細かい言い回しに注意しながら作成しましょう。

派遣の経歴をポジティブに見せるコツ

派遣期間の経験や得たスキルをアピールする

派遣社員は様々な業種や職種で働く機会があります。そのため全く異なる業務経験が出来たり、その職種ならではのスキルを持つことが可能です。履歴書や職務経歴書で、幅広いスキルや経験をアピールしましょう。例えば、異なる業界や部門での経験、多様な業務内容への対応などを記載します。応募したい会社(職種)で活かせるスキルであればそのスキルを強調しアピールしましょう。

成果や実績を具体的に示す

派遣先での業務で達成した成果や実績を具体的に記述しましょう。例えば、プロジェクトのリード、効率化の提案、顧客満足度の向上など、具体的な数字や事例を挙げることで、自分の能力や貢献度を示すことができます。

柔軟性や適応力を強調する

派遣社員は様々な職場や環境に適応する能力が求められます。自身の柔軟性や適応力を強調し、新しい環境にすぐに馴染めることをアピールしましょう。また、短期間での業務遂行や急な変化に対応した経験もポジティブに見せることができます。

学びや成長に焦点を当てる

派遣社員としての経験は、常に新しいことを学び、成長する機会でもあります。自身の成長や学びを強調し、今後のキャリアにどのように活かすかを明確に示しましょう。例えば、新しい業務やスキルの習得、業界知識の拡充などを記載します。

派遣で働いた期間の履歴書の書き方とは?複数社はどう書く?

派遣で働いた期間の履歴書を書く際は、派遣会社名、派遣先企業名、期間、職務内容を記載し、できるだけ分かりやすく詳細に記入することが重要です。複数の派遣先での経験がある場合は、それぞれの期間と職務内容を丁寧に記載しましょう。また、派遣での経験をよりポジティブに見せるために、成果や実績、獲得したスキルなどを具体的に示すことが重要です。

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